[PR]子育てママさんへ:3年毎に15万円うけとれる医療保険?

前回、劉禅を弁護する事を書いたが、
今回はそこをもう一度掘り下げてみたいと思う。

御存知のとおり劉禅は、
魏のケ艾が攻めてきた時、戦わずに降伏した。
後世の人々はそれを
「劉備、諸葛亮、その他大勢の英雄たちが
築き上げてきた国を無駄にした」
として、激しく謗った。

だが、それが謗られるなら、
もう一人謗られてしかるべきだと思われる人物がいる。
それは、秦の三世皇帝・子嬰である。
彼もまた、戦わずに降伏して、
首都と玉璽を劉邦に明け渡している。
これもまた、
「始皇帝や李斯の築き上げた国をおしゃかにした」
として、謗られるはずである。
劉禅が謗られるなら。

しかし、人々は劉禅だけ謗り、子嬰は謗らない。
同じ事をしたのに、である。
これはおかしい。
これはどういう事なのだ。

考えてみれば、答えはすぐに出た。
人々にとって、秦帝国は悪、漢帝国は善なのだ。
だから、子嬰は悪から足を洗うために
地位も捨てたとして、その勇気を讃えられ、
劉禅は正義のための戦いを放棄したとして
その臆病を謗られたのである。

しかし、考えてもみられたい。
果たして、国を善悪で紋切ってよいものであろうか?
確かに秦は文化を弾圧し、重税を課し、民を苦しめた。
だからといって国に罪を求めてはいけない。
それは、あくまで為政者−始皇帝や趙高ら−の罪なのだ。
秦を倒したのは確かに漢であるが、
だからといって漢を絶対の正義と呼ぶべきではない。
実際、後漢の為政者たちは腐敗しきっていた。
なれば漢帝国は滅んでも仕方がないのであり、
それを立ち直らせようとすることは
必ずしも正しいとは言えないのだ。
 (曹操がそう思って漢を意図的につぶそうとしたのは
  「未来のために」に書いたとおりである)

そして、原点に立ち返って考えてみれば
一番大事なのは、人々の命と生活を守ることである。
そうした意味では、劉禅も子嬰も
降伏をしたのは英断である。
無論、攻めてきた相手が
奪う、殺す、弱い奴は死ねを常識とする悪魔の軍団なら
人々のためにそいつらと戦う必要があるが、 魏も劉邦もそんなやつらではない。
彼等なりに人々の命と生活を守ろうとしていたのだ。
だから降伏すれば、無駄な血を流さなくて済み、
多くの命が救われたのである。

これからは、劉禅を子嬰同様に讃えようではないか。
反駁がありましたら、メールでお願いします。
建設的な議論を期待します。
くれぐれも、感傷で糾弾なさいませんよう・・・

[PR]2歳からの子育てサポート教材:月々660円で1ヶ月分からお試しOK!